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ピアノソナタ第11番 (シューベルト) : ウィキペディア日本語版
ピアノソナタ第11番 (シューベルト)[ぴあのそなただい11ばん]

フランツ・シューベルトピアノソナタ第11番ヘ短調ドイッチュ番号:D625)は1818年の作品。未完成であり、死後の1897年ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版されている。
スケルツォのみ完成されており、第1楽章と第3楽章は未完成である。後年エルヴィン・ラッツ(ユニヴァーサル版)、パウル・バドゥラ=スコダ(ヘンレ版)、マッシモ・ティリモ(ウィーン原典版)らにより補筆が行われているが、研究者によって変ニ長調のアダージョ(D505)やホ長調の楽章を第3楽章として加えて4楽章構成にするか、3楽章のままでよいのか見解が分かれている。
またD625の番号がついた作品はピアノソナタ第12番と解する場合もあり、整理が統一されていない。

== 曲の構成 ==

*第1楽章 Allegro ヘ短調 4/4拍子
:ソナタ形式の予定であったと考えられている。
:ヘ短調はベートーヴェンの大作(第23番)にも使われる調であるが、左手の音型は8分音符4拍目・8拍目を省くなど作曲者の特徴を出す苦心が表れている。
:第2主題は3連符の和声が美しい。中間部は3連符のユニゾンベートーヴェンの協奏曲第3番に展開が類似している。展開部以下は未完。
*第2楽章 スケルツォ:Allegretto ホ長調 3/4拍子
:物静かな中に3連符の動きを持つ作品。トリオでは遠隔調イ長調に転じる。演奏は簡単ながら転調の効果もあるすぐれた楽章になっている。
*第3楽章 Allegro ヘ短調 2/4拍子
:ヘ短調にもどり、ユニゾンによる分散和音の主題が力強い。ショパンの葬送ソナタ最終楽章のようであるが、作曲者とショパンとの関係はないうえ、すぐに和声的書法になる。第2主題にはショパン作品にはない落ち着いた旋律を見せる。展開部以降は未完。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ピアノソナタ第11番 (シューベルト)」の詳細全文を読む



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